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地域リーグで下積みを重ね、現在は海外でプロとして活躍する清水一平選手インタビュー

2017/09/14

カマタマーレ讃岐、FC今治、グルージャ盛岡…今やJリーグ傘下となった各クラブも、かつては都道府県リーグや地域リーグで戦ってきた。そんなクラブと共に「プロ」を目指す選手達も、カテゴリが上がる毎に大半が入れ替わっていく…それもまた地域リーグの宿命だ。
そこでスパイクを脱ぐ決断をする選手も多い中、夢を諦めず海外で契約する者も少なからず存在する。

今回は日本の地域リーグで長年研鑽を重ね、海外にチャンスを求めて挑戦を続けてきた清水一平選手から話を聞いた。

清水一平(しみず・いっぺい)1989年1月11日生まれ。東京都出身。カマタマーレ讃岐やグルージャ盛岡など現在Jリーグで活躍するクラブに在籍。プロサッカー選手になるために海外へ渡り、東南アジア各国でプレー。現在はオーストラリアで活躍する。170cm68kg

 

 

プロなろ:はじめに、なぜ海外でプロサッカー選手を目指すことになったのか教えてください。

清水:シンプルにプロサッカー選手になりかったからです。とにかくサッカーで飯を食いたかった。
自分の中で、地域リーグで6年間プレーを続けてきたものの、試合に出られない状態で、かつ怪我もあり、今の自分の現実を見て海外へのトライを考えていました。
ただ、日本での可能性も模索はしていて、海外には行きたいという気持ちは胸に秘めつつも、所属するクラブの環境も良かったのでなかなか可能性は捨てきれず、結果的に踏ん切りがなかなかつきませんでした。

 

プロなろ:どうやって踏ん切りをつけたのですか?

清水:東南アジアでプレーすることを考えていた頃、
「一度海外に出ると日本に戻ってこれない」
「日本ではもうプレーできない」と思っていました。やはりずっとJリーグを目指すクラブにいたので、日本で上がっていくことを諦めたくなかったので。

でも年末のとあるサッカーイベントで、元Jリーガーであり、現在タイでプレーしている片野寛理さんにお会いして、その自分が抱えてる悩みを打ち明けたところ、

「俺はそんなこと特に考えてない。サッカーやるためなら海外にいけばいい」とシンプルな答えを貰い、それで自分の中で一つ覚悟ができました。
その頃はグルージャ盛岡に所属して2年目で、チームはJ3に上がることになったが、自分は実質的にクビという状況だったので、その時に知り合いのツテも利用しラトビアへのトライを決めました。

 

 

プロなろ:ラトビアではなぜプレーしなかったのでしょうか。

清水:ラトビアではチームからの声はかかっていて契約はしようと思えば出来る状態でした。ただ、自分の理想は好きなもの買えて、スパイクも好きなタイミングで買えて、食べ物も好きなものを好きなだけ食べられるっていう”プロとしての”生活をイメージしていた中で、想像していたよりも給料や待遇が低く、「これってプロサッカー選手なのかな?」という想いが出てきてしまい、最終的に契約は結びませんでした。

その後は日本に帰り、今治でプレーをしていましたが、また海外行きたいという気持ちはずっと自分の中にあり、それはシーズンを戦ってる最中も消えることはありませんでした。
そういった想いがある中で「現実的に飯が食える」のは経歴、実力なども含めて東南アジアかな、という考えに辿り着き、まずはタイにチャレンジすることを決めました。

それで、タイには約2ヶ月滞在したんですが、契約はまとまりませんでした。悔しい気持ちもあったけれど、最後の手段ということでカンボジアへ。カンボジアはイメージでは、国としてもレベルとしてもかなり落ちる印象がありました。

トライアウトをする中で、自分のアピールが認められ、理想の自分とは程遠いですがカンボジアでプレーをすることになりました。

 

 

プロなろ:カンボジアではどのような待遇でプレーできたのでしょうか。

清水:その時の待遇は月4万円の給料で、家の支給はなしでした。
途中からクラブが家も用意してくれることになりましたが、食べたいものも食べられない、お金も節約しなきゃいけない、髪を切るのでさえ我慢しなきゃいけない生活で、
「プロリーグだけど、これはプロサッカー選手なのか?」という、ラトビアの時に感じたような考えがまた出てきました。

そういった生活をしていくなかで、
「気持ち良くサッカーするためには、気持ち良い生活を送らないといけない」ということを感じるようになり、そういった待遇でプレーできる次の国を探すことになりました。

 

プロなろ:次はラオスでプレーしてますよね。生活は良くなりましたか?

清水:ラオスでは給料も増え、家ありという待遇になってこの時点で、カンボジアよりも豊かになったことを感じました。あっちの生活でのプラス数万円というのは結構な差を生むんだなということをまじまじと感じました。
チームからもスパイクを買ってもらえたりするような待遇で、そこそこいい生活はしていたと思います。ただ、今度は試合に出られないなど、プレー面でも少しずつ不満が溜まっていき、もう一度タイにトライすることを決め、契約することが出来ました。やはり東南アジアでタイは格が違いますので。

 

 

プロなろ:2度目のタイですね。一度目に渡航した時と、自分が感じる変化は何かありましたか?

清水:チームからの給料がカンボジアでプレーしてた頃と比べると倍以上となって、これでやっとプロサッカー選手だな、と感じれるようになりました。
前は節約ばかりで、オフもなかなか好きなことができませんでしたが、それが出来るようになって、ある程度好きなものも食べることができ、コンビニでもあまり気にすることなく買い物ができたり、散髪も2週間に1回刈り上げにいけたり…理想としていたことができるような生活にやっとなってきたことを実感できました。

 

 

プロなろ:そういった生活ができていた中でなぜミャンマーに?

清水:自分が考えてる目標の中で、ミャンマーへのこだわりというのが強かったです。
30歳までに年俸が1000万円のプレーヤーになることが自分の目標としてあって、それに対して逆算して考えると、1000万近く貰えるリーグはマレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムだった。
ただどのリーグも前所属チームがどこかの1部リーグじゃないといけない、ベトナムは外国人枠が2枠しかない、などテストする以前の前提条件が厳しくて、今の自分の実績では無理でした。なので、まずは実績が必要と考え、どこかステップアップするのに良い国は…と考えていました。
さらに、前の所属でそれなりの給料を貰ってないと、仮にマレーシアやインドネシアで契約が取れたとしても、給料を低く設定されることが結構あるので、実績 + 給料って考えた上でもミャンマーがベストと結論づけました。
可能性のあるクラブも、国内の主要な大会でタイトルも狙え、給料も月30万くらい貰えるって聞いていましたので。

プロなろ:なるほど。渡ってみて実際はどうでしたか?

清水:実際にミャンマーにテストを受けにいって、パフォーマンスは自分の中で90点くらいの出来でした。
テスト中にあった、ミャンマー代表との練習試合では点も取ってたし、アピールできているっていう実感はかなりあったんだけど、結局契約にはなりませんでした。

なぜ?…うーん。自分のプレーがチームの求めてる選手とは違ったんだと思います。この時に、この世界は、「実力2割、タイミング4割、運4割」なのかなって思いました。

タイミングというと?

例えばプロなろが流しているトライ情報の中でも、情報が流れてくる時に「すぐ飛べる人」「急募」ってのがありますよね。エージェントやクラブから流れてくる情報も同じで、それがタイミングです。そのタイミングでいけることが、100点だと思います。

これってかなり大事で、正直実力以上に重要なウエートを占めてると思います。いくら実力があっても、チームが選手を必要としていることがそもそもの大前提ですから。

プロなろ:タイミングって大事ですね。今、世界中どこでも契約できるって状態になったとして、行くならどこですか?

清水:やっぱりそれはヨーロッパでしょ!
サポーターの熱気、チャンピオンズリーグに出る夢、最高峰の舞台として立ってみたいって想いはかなりありますし、もちろん今でも日本代表になりたいって夢もあれば、ヨーロッパ5大リーグで活躍することももちろんあります。

例えばってことで話してるけど、こういうでっかい夢を見えなくなったらつまらないと思う…妄想は自由だし、考えることも自由。
誰かに迷惑かける訳じゃないし、明日だけみてても成長しないと思ってるので。こういうワクワクがないと、自分のベクトルもわからなくなっちゃうし、楽しくなくなっちゃいますよね。

 

プロなろ:海外を渡り歩いてますが、言語での苦労はありましたか?

清水:基本はどの国でも英語で話して、現地の言葉は試合で使うフレーズだったり、数字などは最低限覚えるようにしてました。現地の言葉は難しいですが、少しでも喋れないと信用されないので。
ただ、英語に関しては最初「I can 」さえわからないレベルでした(苦笑)
簡単なことも全くわからないレベルで、そこで悔しいから勉強を始めて、カンボジアでプレーした時には全部自分で英語を話して契約しました。
家探しとか、早く契約しろってこととか、そういう要求も全部英語でできるようになってましたね。

プロなろ:すごいですね!

清水:なんでも最後は結局、やる気と覚悟が一番大切じゃないですか。
言葉に関してもトライアルに関してもサッカーでもプレイベートでもどんなことでも、「やりたいな、いきたいな」って人はめちゃめちゃいる。けど実際に行動する人は少ないですよね。

そういう時、僕はやってみちゃえば?と思います。
海外でテストがあるなら行ってみればいいし。とりあえず実際に行ってみて雰囲気を感じられればいい。やんなきゃ何もわからないし、失敗は何回したって、長い目で見たら経験になるんだから全く臆することないと思います。

プロなろ:今年からは活躍の場をオーストラリアに移しましたが、オーストラリアでの生活はどうですか。

清水:オーストラリアでは最初シドニーに渡りました。シドニーでは、既に登録枠が空いてるクラブが全然ないという状態で、自分が入りたいチームに練習参加して3試合で2点取り、かなりアピールもできたのに結局ダメでした。
しかも次の日に一日だけ練習にきた選手が契約してて、こういうこともあるんだな、こういうもんなんだなって思いました。これもプロの世界ですね。
最終的にはゴールドコーストのチームに決まったたので良かったです。

オーストラリアはAリーグだけがプロで、あとはアマチュア。今は日本でいう県リーグで、実質は3部になるのですが、直線的で強くて縦の意識が強いサッカーをする感じです。

自分のプレースタイルと合っていて、やりやすさはすごく感じています。
東南アジアの時は、自分のプレースタイルを抑えてチームのために合わせたってのが大きかったので、楽しさはありますね。
あとはちょっとした油断ができないような緊張感もあって、常に100%でやらなきゃやられるっていう状況下にあるので、タイプ的に自分の力は発揮しやすいかなと。
チームからは信頼されていて、今はアカデミーのコーチの仕事も頼まれてます。日本にいるときに比べて、自分の価値も上がってるのかなって感じますね。

 

プロなろ:海外でサッカーする上で最も大切なことはなんでしょう?

よく「レベルってどうなんですか?」って聞かれるんですが、レベルよりも「どういうサッカーをするか」ってのが大切かなと思います。
選手個人によって、できることだったりやりやすいことだって違うんだから、そのクラブや国がどういうサッカーするのかってのを聞いたり、自分にはどういうサッカーが合ってるのかなってのを考えるのが大切と思います。

プロなろ:なるほど。そういうのも含めて今までで一番よかった国、リーグはどこになりますか?

やっぱりどこもいいところはそれぞれあったけど、一番っていうと初めてプロサッカーを感じさせてくれたのカンボジアですかね。

全体的な環境でいうとタイが良くて、日本食もあるしチーム数も多いし…でもオーストラリアも環境面は最強かなと思います。
ワーホリ使えるからお金に困ることもないし、プロじゃないから切られる心配もある意味ないし。日本食のスーパーもあるから納豆も食べれるし本当に整っています。

でも一番を決めるとしたらカンボジアですね。

プロなろ:清水選手の今後のビジョンは?

清水:シンプルにサッカー選手としてお金を貰い続けることですね。オーストラリアでのステップアップももちろんビジョンにはあります。
オーストラリアは、その時の瞬間のパフォーマンスで見られることが結構あって、監督の繋がりで上のリーグにトライできることもあるから可能性は感じます。
2部に上がればチームは大きいスポンサー付いてるし、テレビ放送もあるので、チャンスはありますね。

ただ、正直怪我もして身体の状態はあんまり良くないのに加えて、そもそも生涯現役は無理ですから、平行してセカンドキャリアのことも考えています。
海外出てから考える時間も増えて、セカンドキャリアもやるなら、一層好きなことをやり続けたいし、やり続ける勇気ってのも大事だと思ってるので。

プロなろ:これから海外に挑戦する、読者のアマチュア選手に向けて一言よろしくお願いします。

清水:「勇気と覚悟」。

シンプルでしょ?
一歩踏み出す勇気、続ける覚悟。覚悟がないと続かないですからね。勇気は一瞬で覚悟は一生。

あとは自分を信じることだと思います。結局、最後は自分ですから。何を聞こうが、言われようが、最後に決めるのは自分。いかに色んなことに惑わされないか。
こうなりたいってのが自分の中にあればやってみる。これも覚悟のひとつですね。

自分はここまでのキャリアの中で、結構周りの人間から批判されてきたので、尚更本当にそう思います。何を言われても、自分を信じてやってきました。
高校も地域リーグも数試合しか出てない現実があって、でもサッカーでお金をもらえるようになる。
この世界は何が起こるかわからないから、どこまで自分自身の可能性を信じ切れるかどうかじゃないですかね。

失敗しようがどうなろうが、トライアルなんて人生のうちの1ヶ月です。金額も30万とか40万ってかかりますけど、人生トータルを考えたらちっさいもの。
明日だけ見続けるんじゃなくて一生っていう視点で考えていけばいいんじゃないかな。

清水選手には、熱い気持ちでインタビューにお答え頂きました!日本を含む様々なクラブでプレーしてきた経験は、これから挑戦する選手には非常に参考になることばかりと思います。清水選手の夢と、今後の活躍をお祈りしています!ありがとうございました!

 

 

 

 

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