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40歳からJリーガーを本気で目指す!”大馬鹿野郎”安彦考真選手インタビュー。

2017/09/19

40歳でJリーガーを目指す・・・。目の前の中年男性に本気でそう言われたら、あなたはどう感じるだろうか。
大変申し訳無いが、気が触れてしまったとしか思えないかもしれない。少なくとも、中学生や高校生がJリーガーになると夢見ているのとは、全く違った印象を持つだろう。

だが、実際にそんな選手がいるのだ。いるというより、この度誕生したというニュアンスが正しいのかもしれない。
それも、ただその辺のオッサンが”一念発起”したのとは訳が違う。選手としてブラジルでプレーし、大宮アルディージャの通訳や、日本代表選手のマネジメント業務などの仕事を歴任してきた、正真正銘「サッカー業界の人」であり、サッカー界の酸いも甘いも理解しているはずだ。
安彦考真、現在39歳。クラウドファンディングのシステムを利用し、今、日本で最もクレイジーに“プロ”を目指す選手に話を聞いた。

 

安彦考真(あびこ・たかまさ)1978年2月1日生まれ。神奈川県出身。高校卒業のタイミングでブラジルへ渡航し、現地でプレー。帰国後、大宮アルディージャの通訳を経て、トッププレイヤーのマネジメントなどに携わる。現在は関東1部リーグ・エリース東京FCに所属。175cm72kg。

※参考 クラウドファンディングJリーガーになるまでの軌跡「第1章」
https://camp-fire.jp/projects/view/41495

 

プロなろ:聞きたいことはたくさんあるのですが、クラウドファンディングの想いなどはそちらを見てもらったり、安彦さんのFacebookなどをご覧になっていただくとして、40歳がサッカー選手になるためのプランや考え方を具体的にお教えいただけますか?

安彦:まず、「常識的な範疇」の考え方ってのがあまり好きではないです。30歳になると大体の人が、パフォーマンスや身体能力が落ちる…と言うんですが、それを検証した人って誰なの?ということです。
個人的にわかってるのは、日本というのは今までのトップ選手とかが表現してる声を、スタンダードとしてしまうじゃないですか。
でも本当は、トップの選手ってのはモチベーションを維持し続けるってのが本当に大変で、どこかで一回モチベーション的にガクッときちゃう。それを身体のせいにしちゃうんですね。
怪我にしても、心が乗ってない時にガッとやってしまって、それで肉離れしたりとか…反対に雑草の人はトップを見たことないし、一段ずつしか見ていけないから、ずっとコツコツ続けて上がっていけるんですけど、要は心と身体のバランスじゃないですか。

だから、40歳になっても「パフォーマンスは上がる」ということを前提でいけば、別に39歳で目指しても良いじゃないか、というのが自分の考えです。
もちろん勝手に目指すんじゃなくて、それを一流のプロのトレーニングのもとで目指していきたい。それがクラウドファンディングで資金を募ってる一つの理由でもあるんですけど。

岩隈さん(岩隈久志・現シアトル・マリナーズ)が共同経営してるジムで、プロと一緒にトレーニングをさせて頂いてます。理論ももちろん世界的なものでしっかりしてるので、理にかなっていて、こうしたらパフォーマンス上がるなとか、実感しています。

プロなろ:プロを目指すんですから、トップの環境でトレーニングしないと当然追いつかないですからね。

安彦:ただ、パフォーマンスは上がるから、これからそういう部分の記憶とか経験ってのは書き換えができるんですが、難しいのは今までサッカーやってきて積み重ねてきた記憶で、そういうのって、もう書き換えが難しいんですね。
潜在意識の中に残ってしまっているので、せっかく良い理論でトレーニングして良くなった部分も、実践でなかなか活かせなかったりとか…そういう難しさはあります。

あとはコンディションが上がってパフォーマンスが良くなっても、サッカー自体の想像力とかイメージの部分。ここをどうやって良いものに書き換えていくかは、もう一回検証しないといけないし、一番大変です。ここを考えて取り組んでいく必要があると感じています。

あとは、「プロ=技術」と思われがちなんですが、それだけじゃないということです。「プロ=人間性」とか、「人間力」というところで上回っていく。

今の時代、大企業の部長ですというだけじゃ通用しなくなってきました。昔はそれだけで凄い、偉い人だ、となっていましたが、今は肩書優先ではなく、その人自身の能力や人間性、何をしているか、などに焦点が当たるようになりました。時代が変わってきてると思います。

それはサッカー界でも同じです。昔はJリーガー=凄い、でしたが、Jリーガーも増えたので必ずしもそうじゃなくなっています。だから、個人個人がプロである集団になっていかないといけないし、そうなると人間性っていうのは絶対大事で、その上で技術ってのが出てくるはずです。
なので、Jリーガーってだけで人の価値も証明した気になっているような、そういう部分にも一石を投じたいなと、前々から思っていました。

プロなろ:人間性という部分はとても大事ですよね。

 

安彦:プロがもっとちゃんとしないと、子供の夢もクソもないんだぞ、と。
なのに、発信もしないし、インタビューの発言も面白くない。立ち振舞いも悪いし、普段サッカー以外何にもしてないのに、引退間際になってセカンドキャリアについて悩むのって、おかしいじゃないですか。

だから、そう考えると、40代だからこそチームにいる価値ってのはあると思います。これが20代だと、なかなか人間性ってのは見せづらいものでもありますが、40歳であれば社会経験も積んでるし、こういう話も若手にだってしてあげられるじゃないですか。

だから、もしプロに入ったら何したいかって、若手集めて「パチンコしてるぐらいなら俺と勉強会だ」って言って(笑)そうやって世の中のこととか、大事なことをちゃんと理解してもらえるような場を作りたいです。
もし監督と揉めてるような選手がいたら、「今監督はこういう趣旨でこういう風に考えてお前に接してるんだぞ」というのを伝えてあげたり…そうやって、人間力があるからこそ、チームのパフォーマンスを上げることができるひとりになれるんじゃないかと思ってます。
技術やフィジカル、戦術などは練習でやればいいし、それ以外のところでパフォーマンスをあげられるんじゃないかと。

所属のエリース東京FC(関東1部)では最年長でプレーする。

 

プロなろ:というと、突っ込んだことをお聞きすると、「試合に出れなくてもいい」というぐらいに思っていらっしゃるんですか?

安彦:そうですね。ただ、一番はブラジルワールドカップのドログバみたいに、短い時間でも全ての雰囲気を変えちゃうような、そういう選手でありたいなと思っています。
トルシエ監督時代のゴン中山さんや秋田豊さんのような存在でありながら、でも試合を締めるためや、どうしても逆転したい時に出て来る…そういう選手が理想ですね。

20代の伸び盛りで勢いのある選手と同じように、ガンガン走ってガツガツやるのは、現実的には難しいと思います。だからこそ、限られた時間や、ピッチの外で何かできる立ち位置になるのが一番やりたいことで、でも当然スタメンでフルで出たい気持ちも出てくるはずです。そのために技術やパフォーマンスも上げ続けないといけないなと思います。

 

プロなろ:もともとブラジルや国内のアマチュアでもプレーされてて、一旦夢を諦めるというか、現役を退いたときもあると思います。その時はどういう気持ちだったのでしょうか?

安彦:ブラジルから帰ってきてすぐ、Jリーグのテストを受けました。清水エスパルスとサガン鳥栖で、ちょうど相手が青森山田とか、高校生との練習試合に出たのですが、ビビっちゃって全然自分のプレーが出来なくて…当時21歳です。

その時に「こんなんじゃダメだ」と自分の想いに蓋をして「プロは無理だ」と決めてしまいました。外には言ってましたよ、自分はまだプロ目指してると。でも自分の中でわかっていました、こんなんでビビってるやつは絶対にダメだと。なので、そういう悔しさというかやりきれない気持ちは引きずってきました。

プロになる気持ちはあるけど、でも無理だろうと自分で決めつけて、でもなりたい気持ちはあるから、大宮アルディージャの通訳など別のことをやって、その想いを消そうとし続けてきました。
通訳の仕事しながらも、こんなんでプロなの?もしかしたら自分も出来るんじゃないか?と思ったりもしましたが、自分の中ではもう気持ちがついていきませんでした。

それ以降も色んな仕事をしてましたが、そういう気持ちはずっとどっかに残っていたんだと思います。でも仕事は忙しいし、プロになろうともう一度本気にはなれませんでしたが…だから最近ですね。これでもう一度勝負しようと思ったのは。

 

大宮時代には三浦俊也監督のもと通訳として活躍し、大宮のJ1昇格にも貢献。

プロなろ:常識を変えてやりたいと思う野望と、もともと持ってたプロになりたいという純粋な気持ち、今自分を動かしてるのはどちらなのでしょう。

安彦:もちろん根っこにある「プロになりたい」って気持ちは、幼い頃からずっとあるものです。おじいちゃんになって「プロになりたかったな」と思うのも、過去形かどうかってだけで、気持ち的には同じ。一生心の中にあるもので、プロになれなかった人は全員そう思ってると思います。

だけど、違いはそれを行動にしたかどうかで、でも多くの人は実際に動機があって衝動が起きても行動をしないと思います。女優さんと付き合いたいと思っても普通は何もしないじゃないですか。でも本当に付き合いたい人の中には何か行動する人がいるかもしれない。

自分は子供やアマチュア選手から、Jリーガーのセカンドキャリアまで色々な人を見てきましたが、行動にはなかなか動かせない。
自分が衝動に駆られて行動をする“当事者”になることで、そういうことを発信もできる。自分がプロになりたいという気持ちや衝動を行動に出来たのは、そういう使命感みたいなものもあります。

なので、今自分を動かしてるのはひとつだけではなく、複合的なものだと思います。

 

プロなろ:実際どうやってJリーガーになろうと思ってるんですか?

安彦:正直、全然わかりません。日本ってプロテストやトライアルとがほとんどないですよね。今日、鹿島アントラーズがテストやりますよってのがないじゃないですか。だから、もう普段から誰かに見せ続けていくしかない。

でも今は自分がメディアだから、世に発信することが出来ます。Facebookでもこういったインタビューでもそうですが、こういうのを見てもらって誰かの気持ちを突き動かせるかどうかです。「安彦ってやつ、やべーな」と思ってもらう。

本当は、今のJクラブのフロントには同期でよく知った人間も多くいます。なので、彼らに今回に話をしたところ「おもしろいね、Jリーグにそういう選手必要だよ」と言ってもらえたこともあり、そういう人たちと組んでやろうか?というのも考えました。

でも、保証をつけて行動したり、企画っぽくなってしまうのは良くないと気づきました。なので、自分自身がやってる姿を大衆に見せ続けてくのが一番いいかなと。
それを4ヶ月やり続けていって、来年2018年春に行われる各クラブのプレシーズンキャンプに参加するのが理想だと思っています。
なので今やることは、自分が変わっていく姿を見せていく。それが起承転結の起ですね。

プロなろ:安彦さんのチャレンジは前代未聞ですが、過去の例で一番近いところを探すと永井秀樹さんとかになるのでしょうか…地域リーグからヴェルディに戻って、40歳過ぎてもプレーして、後半途中から出てきて…

そうかもしれません。でもあの永井さんの素晴らしいチャレンジが、結局そこまで大きくフォーカスされなかったのは日本だからなのかもしれないし、逆に実際どれぐらい効果があったのかもなかなかわからない、それが難しいところです。
だから、自分がJに入った時は、JリーガーなのにバンバンSNSもやって、どんどん考えをファンに発信して、色んな人を巻き込めるようにしたいと思います。

そういう人はやっぱりなかなかいない。永井さんも本当はもっと伝えたい事があったかもしれないけれど、そうしてみても絶対広報が飛んでくるし、ヴェルディへの愛も強いから気も使っていると思います。

 

 

プロなろ:最終的にはどうなっていくんですかね?例えば50歳では安彦選手はどうなっているのでしょう。

安彦:Jリーガーになって、Jリーガーをどう使うかだと思います。Jリーグに入るのは、目的ではなくいくつかある中の一つの目標であって、Jリーガーはあくまでツールだと考えています。

そのツールをを使うことで、世の中が少しでも変わっていくかもしれない。だから50代の目標は政治家です。国を変えたいし、変える必要があると思うのですが、そうなったときに舵を取れる人がいなくて、じゃあ今の子供達はどうなるんだろうって。

今の時代は授かりものじゃないですか。僕達の今の使命は未来の子どもたちの命をつなぐことで、そのために何を残すかということ。

政治家が選挙のときだけ120%のパワーを出すのって疑問に思ってて、じゃあ80%でずっと日々活動すれば良くない?と思っています。だから50代で政治家が目標でも、もうそれはスタートしてるし、助走を長く取るイメージですね。
でもやりたいのは、今預かっている未来の子どもたちの命をつないで、何が残せるかってことで、自分の頭の中でそれが一番実現できると思ったのが政治家ってことです。だから、それが達成できるなら違うことかもしれないし、Jリーガーと一緒でこれも手段ですね。

 

何言ってるかわからないかもしれませんが、これは明治維新前の感覚ですね。

 

 

プロなろ:この記事の読者は海外に行ってプロになりたい選手が主に読んでると思うのですが、そういう選手たちに何かメッセージはありますか?

安彦:本気じゃない。それだけですね。
プロになりたいって言ってるのに日本にいてその行動をしてない。だって、本当に海外でやりたい奴はもう行っちゃってる奴じゃないですか。言うのは簡単だけど行ってない。
じゃあ今行ってない人はどうなんだというと、行けない何かの理由、断念する何かの理由とか、自分にできない何かを周りに求めて行ってないだけです。
「プロって厳しいですよね」って言ってもらいたいって思ってたりとかするわけで、そういう人はあんまり相手にしないですね。本気の会話ができない。通じないですもの。

 

プロなろ:仰ってること、凄くよくわかります。逆に、プロになりたいけど、既に海外に行ってて、でもなれてない人もプロなろのフォロワーには多いです。そういった選手にはどのようなメッセージがありますか?

安彦:これも明確ですね。海外に渡ってスタートの頃の1ヶ月って、言葉もわからないし、何も知らないから、凄いアンテナ張ってると思うんです。あの、全てのDNAをめちゃくちゃ研ぎ澄ませた感じを、しばらくすると忘れてしまう。
長くいればいるほど、その行った環境が安住の地になって、ぬるま湯に浸かってしまう。

頑張って言葉を覚えて、頑張ってその地に慣れたのに、次の行動をしない。これも海外に行くのは手段なのに、いつの間にか目的にすり替わっている例ですね。

それは自分自身がブラジルに行った頃を、改めて思い返して感じることでもあります。

ブラジルに行って2年目は試合も出ていたし、言葉も覚えて楽しかったです。あんなに差別されたりからかわれたりして苦しかったからこそ、周りに認めてもらえたことが嬉しくて、だからこそ反対に来てすぐの時のような思いは嫌だから、その場に留まってしまいました。
人はなぜか、一回苦しい想いをしても、それを克服したらその場所に留まってしまうものです。そういう時こそその場に留まらず、さらに挑戦しないといけませんよね。

日本から出たチャレンジを、もう一回そこでもしないとダメ。プロになれない人はそこでチャレンジを辞めちゃいますよ。チャレンジの数が上手くいく人との差ではないでしょうか。

 

あとは、プロになる選手は、プロになった先のイメージが出来ています。逆に、プロになったのに悩む選手だってたくさんいるわけで、だから人生の軸足をサッカーではなく、その先に置くと良いのかもしれません。
次のステージのための過程が「プロ」で、そういう旅の途中にいる人が一番輝きます。人生の中にサッカーがあるということを理解して、そのために自己投資をしていく…人生は努力と才能のかけ算ですから。その結果を大きくするために、どんどん自分を磨いていったら良いと思いますね。

 

 

前代未聞の挑戦を開始した安彦選手。思い描く壮大なイメージとは裏腹に、厳しい現実にも当然ぶち当たっていくことになると思います。しかし、持ち前の人間力で、ぜひとも目標を達成して欲しいデス!プロなろ編集部一同心より応援しております!

安彦選手の活動に賛同頂ける方は、こちらのクラウドファンディングからサポートすることが可能です。興味のある方は是非サイトを覗いてみてください!
『クラウドファンディングJリーガーになるまでの軌跡「第1章」
https://camp-fire.jp/projects/view/41495
安彦選手、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

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