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大学サッカーを経てマルタで二足のわらじとして活躍中の中村駿介選手インタビュー

2018/10/03

専修大学4連覇を達成した記憶が鮮明な人はまだ多いだろう。
その立役者の一人は、現在地中海に位置するマルタ島で活躍している。

今回は、プロサッカー選手兼起業家の中村駿介選手にお話を聞かせてもらった。

普通に就職していたら味わうことはなかった2つの道。

海外挑戦したからこそ、“人生が変わった”と自負できるほどすべてが変わった中村選手にとっての人生観やサッカー観を伺った。(記事:石川奈那美)

 

中村駿介(なかむら しゅんすけ)選手。1994年生まれ。浦和ユースを経て、専修大学へ入学。大学卒業後、オーストラリアやフィリピンへ挑戦し、現在マルタのPietà Hotspurs F.Cに所属。プロキャリア2年目を迎える。同時にマルタを中心とした欧州移籍をサポートするためにc.t.c.を立ち上げ、代表を務めている。

海外でプレーしたいと思ったのはいつ頃ですか?きっかけは何ですか?

大学3年生ぐらいのときから海外を意識し始めました。当初は、サッカー選手になりたい気持ちよりも「英語を学びたい」という気持ちの方が大きかったです。

実際、当時の自分はアンパイ思考でサッカー選手の道だけでなく、就職のことも考えていました。

でも、そんな自分の中にも小さい時からの夢であった「サッカー選手になりたい」という気持ちは消えることがなく、頭の片隅にあったので、就職の道を選ばずに英語圏でサッカーができる国ということでマルタに挑戦することに決めました。

でも本当に最初は、夢であったサッカー選手を叶えながら、英語も完璧にして、サッカー選手を1年ぐらいで辞めてすぐに日本に帰って就職しようと思っていたぐらい気持ちで挑戦しました。

 

就職も考えられていたそうですけど、サッカー関係の仕事に進もうと考えていたんですか?

普通に大手の銀行とか金融関係に行こうと思っていたので、大学では宅建やファイナンシャルプランナーの勉強をしてました。

 

大学サッカーの前は浦和ユースでプレーしていた為、プロサッカーは身近な存在にあったと思います。そういった環境の中で、中村選手自身が日本でプロになることは考えなかったのですか?また、大学サッカーに挑戦したのはなぜ?

考えました。

ユース時代はトップ昇格はできませんでしたが、2種登録はさせてもらっていました。それに、他のJ2等のクラブに練習参加をさせて頂いていた為、プロになれる状況ではありました。

ですが、長友選手なども大学サッカーを経てからプロサッカー選手になってるのを見ていましたし、両親との話し合いの際に、プロに出てから怪我をしたらどうするか、セカンドキャリアはどうするかという声に、その当時は確かにそれはどうしようかと納得している自分もいました。さらに、大学側にももう待てないと言われた為、大学の道を選びました。

 

2種登録からプロ契約が難しかったというお話がありましたが、中村選手にとってのこれまでで1番の挫折は何ですか?

意外にもあまり2種登録からプロに上がれなかった時は、他のクラブに行くなど、頑張れば選択肢は広げられたからメンタル的な問題は特にありませんでした。

それよりも、大学1・2年の時にずっと試合に出れてた訳じゃないので、このままサッカーを続けるより就職した方が安定するのかなとかを考えることはありました。これが自分にとって挫折というか、サッカーから少し離れた瞬間でした。

でも、3年時からまた試合に絡めるようになり、サッカーと向き合う時間が増えました。ただ、3年時から海外は意識していましたが、まだ心のどこかに自分がサッカー選手になれるなんて正直真剣には思っていませんでしたね。

 

大学サッカーに挑戦したからこそ今活きてることはありますか?

サッカー面よりも様々な友達ができて、多くの考えを持てるようになったことが一番活きています。さらに、自分は大学に行っていなかったら英語にも興味を持っていなかったと思いますし、今こうやって海外でプロサッカー選手として活躍している自分はなかったです。

でも、今の自分は海外に来て、多くの人に出会い、多様な価値観を知ることができている為、大学のときにあった軽い考えがなくなり、

「やりたいことはやっていこう」「人生一回きり」精神が強くなりました。

なので、今の考えで当時に戻れるなら、確実に大学に行かずにサッカー選手の道を選んでますね。

 

マルタはどういうサッカーですか?

日本のサッカーの方が俄然レベルは高いと思います。ブラジル人とか身体が強い選手が多いですが、止めて蹴る技術やポジショニングは圧倒的に日本の方が上手いと思います。でも、レベルが低い国だとしても一人で活躍するのは絶対に無理だと改めて感じています。

マルタの外国人枠は1部リーグが7人、2部リーグが3人、3部リーグが1人なので挑戦しやすい環境だとは思います。

マルタに限らず海外に挑戦する日本人は圧倒的に大卒が多いです。もちろん活躍した選手は海外でそのまま続けるますけど、活躍できなかった選手は日本に帰国しますね。

 

マルタでの生活の様子を教えてください。

自分のクラブの練習は夕方なので、午前中はジムに行ったり、勉強をしたりしています。

ご飯は自分で作ったりしますけど、自分は外食に行きがちです(笑)トレーニングはインターネットで情報を入手して実践したり、日本でお世話になってたトレーナーに聞きながら行っています。

英語は一時期、語学学校に通っていました。その後は、YouTubeや本で勉強をしています。あと、チームメイトはみんな英語を共通語としているので教えてもらいながらコミュニケーションをとってます。

 

マルタ以外でもプレーしてみたいですか?

したいです。

自分はマルタの前にオーストラリアに3週間トライアウトで行きました。なのでオーストラリアも候補にありましたけど、大卒で現実的に行けるのはセミプロ(2部)でプロ契約ではない為、オーストラリアは辞めました。その時にフィリピンから声がかかって、フィリピンにも挑戦しに行きましたが、怪我などが重なってしまったので、日本に帰国しました。

今は本当にサッカーでどんどん上に行きたい一心です。

 

海外でプロとして挑戦してよかったことは何ですか?

元々アンパイ思考だったのが根本から変わりました。さらに、チームメイトのブラジル人、貧しそうなアフリカ人、フィリピン人とか色んな人と出会ったのが、今後の人生に於いても大きな存在になる確信があります。本当に自分は海外に挑戦してよかったと思っています。

 

逆に大変なことはありますか?

最初は言葉が大変でした。プレー面というより、生活面でトラブルがあったとき言葉が分からなくてどうしよう。。。ってなったことはあります。でも、基本的には生活とかも困らずに普通にできる環境なのでそこまで気になることはないですね。

 

サッカーで困ったことはありますか?

マルタが決してレベルが高いとは言えないけど、プロとして結果を出すっていうのは簡単じゃないって日々痛感しています。

大学卒業後にサッカーで生きていくって決めて、もちろんいいことはあります。でも、年齢的に1年1年が本当に勝負になることを今の自分が実感しているので、

本当にサッカーが大好きで、サッカー選手になりなくて、迷って一歩が踏み出せない人がいるなら自分は確実に海外に行くことを勧めますね。

大学4年間の時間を学生生活じゃなくてサッカー選手として海外挑戦できていたら、下に行く可能性もあるけど、それ以上に、上に行ける可能性も広がると思います。なので、サッカー選手で生きるって決めてるなら高卒でも挑戦するべきだと思います。

 

二足の草鞋として、事業を立ち上げたきっかけは?どのようなことをやっているのですか?

自分がマルタに来た時に、自分では何も分からず現地にいた日本人にチームとのコンタクトや家を探してもらったりしてもらいました。なので、マルタを中心とした欧州移籍をサポートする事業を行っています。

自分がマルタに来た時に助けてもらったからこそ、同じ境遇の人の力になれればと立ち上げたのはもちろんあります。この想いに加えて、サッカー選手にとって代理人は凄く重要で、代理人に力があればいい選手はしっかりといいクラブに行けます。そうでないと、もったいない一年を過ごしてしまうことにもなりかねません。

自分は海外に出たことで、本当に人生が180度変わったんです。だから、そういう経験を多くの人にしてほしいという想いがきっかけで事業を立ち上げました。

サッカー選手をやりながらではありますけど、本当に充実していて楽しいです。

自分が海外に来て、この道が正解だったのかは今の段階でも正直まだ分からないです。でも、本当に来てよかったと思っていますし、長い人生のたった1年や2年ならワーキングホリデーとして、海外に挑戦する手段もありますし、どんな形でも海外での経験はするべきだと思います。

それで自分みたいに人生が変わるかもしれないですし、逆に海外が合わないかもしれない。そう思ったら日本に帰ればいいと思います。

結局、経験しないと何も始まらないですからね。

だから、海外やサッカーに興味を持った人に少しでも可能性を広げてあげたいです。

もちろん、自分も本気でサッカーで上を目指しているからこそ、そういう角度でも今どうしようか悩んでいる人がいたら後押しをしてあげたいと思っています。

 

どういう選手が海外で活躍できると思いますか?

日本で活躍できなくても海外で活躍できるっていう言葉はよく聞きますけど、実際に自分も海外に来てこれはとても感じています。

海外ではドリブルが上手い(パスを出さない、組織的なサッカーに合わない→個で打開できる)選手が、評価されるところがある。その国々が求めるスタイルによって、活躍できる選手も異なるから一概に言えないですけど、外人枠が多いか少ないかで日本人に求められるスタイルも結構変わってくると思います。

自分に合った国選び、チーム選びが重要で、そこがしっかりとできればどんな選手でも海外に挑戦はできます。

 

プレーヤー兼起業家として大切にしてることは?

起業してる立場として大切にしていることは、最終的に全てを決めるのは選手だから、選手の希望に沿ったキャリアを勧めてあげられるように心がけています。

プレーヤーとしては、大切にしていることというか、上手くなりたすぎて今困ってるんですよ(笑)

ただ、走るだけでは意味がないし、筋トレだけをしていても上手くなるわけでもない。理論上、筋トレは重要になりますけど。

だから、サッカーだけじゃなくて、色々な角度から物事をみて、何か吸収できることはないか日々生活しています。

でも、本当に上手くなりたすぎて、そればかり考えてると辛くもなってくるんで楽しむようにしてます!

最高な理想を言えば、サッカー選手は試合に出て活躍してなんぼ!だから確実に活躍できるレベルまで下げちゃえば簡単な話ですけど、やっぱりサッカーでお金稼ぐっていう事が一つの目標ですし、身体が動くのも今だけだから、自分は今はサッカーで上を目指したいです。

でも、サッカーよりも面白いものに出会ったらすぐに興味の持てた世界に飛び込む準備はできています。だけど、まだサッカーを超えるモノに出会えてないんで、やっぱりサッカーが好きなんですよね(笑)

 

この先の目標は?

とにかく観客がめちゃくちゃ多いところでプレーしたいです!!!

そして、チャンピオンズリーグの予選に出て、Jリーグでやってる人に負けないぐらいの環境でサッカーができたら最高ですね!

直近の目標だと、マルタの上位3位4位までのクラブはチャンピオンズリーグ予選にでれるから、今のクラブで今年1年でしっかり結果を出して、上位のクラブに行きたいです。

もし、無理だったらフィンランド、アメリカ、カナダが気になっているので、他の国に挑戦したいと思っています。

マルタより評価が高い国に挑戦しに行きたいです!!

年が若くないから、一日一日が本当に大事だと感じています。

 

これから海外に挑戦する選手には一言お願いします!

海外に行くっていう選択肢を選んだなら、決めた道を全力で楽しんで挑戦してください!!

楽しむって簡単そうだけど、周りの環境や誘惑があると結構難しく感じることもあります。でも、自分がやりたいことに対しては真っすぐに楽しんでもらえたらいいと思います!

海外に出ることはサッカーだけじゃなくて、人間的にも凄く成長できるから海外に行くことは本当に勧めます!!!!

 

 

中村選手、貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。

今度の活躍も心から楽しみにしています。

 

 

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