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無名選手からブラジル武者修行を経て、王者鹿島へ逆輸入!笠井健太さんインタビュー<前編>

2017/04/15

日本では全く無名選手ながら、ブラジルへ単身挑戦。サントスでの経験を経て、移籍したパウリスタでは、南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスにも出場。その後鹿島アントラーズへ逆輸入を果たした、笠井健太さんへ話を聞いた。

笠井健太(かさい・けんた)1985年12月25日生まれ静岡県菊川市出身のDF。幼少期はカナダで過ごし、静岡県立袋井高校を中退後、ブラジルへ単身挑戦。サントスの下部組織を経て移籍したパウリスタでは、コパ・リベルタドーレスに出場。その後鹿島アントラーズへ逆輸入。177cm77kg

プロなろ:ブラジルに行くきっかけはどんな形だったのでしょうか?

笠井:静岡に住んでいたのですが、知り合いに日系ブラジル人の方がいました。ある日、「お前、ブラジル行くか?」と言われ、「はい!行きます!」ということで、中学3年生の夏休みにブラジルへ留学。サントスの下部組織でした。
当時はFWで、向こうではU17のチームに参加しましたが、何にも通用せず、唯一できるのは走ることだけ。「ブラジルでプロになりたい!」と思ってチャレンジしたのに、失望の中帰ってきました。

ただ、帰ってきて日本の同い年とプレーしたら、周りがとてつもなく遅く感じて。スピード感が凄い中でプレーしてたんだなと気付かされました。

 

 

プロなろ:そうなんですね。その後はどうなさったんですか?

笠井:高校に進学することになりましたが、無効では「ブラジルに残らないか?」と言ってくれていました。残ってプロになるための生活をしないか、と。
現地にも溶け込んでいたし、そう言ってくれたのは嬉しかったのですが、親の仕事の関係で行っていたカナダから帰国したばかりということや、自分自身、何もできなかったという言っていたこともあって、親の意向でブラジルには行かないことになりました。

 

 

プロなろ:一度行かないことになったブラジルに、再度渡られたのはどういう経緯があったのでしょうか?

笠井:その後、高校に進んだ後に、サントスに行ったときの監督がクリニックで来日することになったんです。
その時に、ブラジルへ紹介してくれた方が「健太の試合を観にいないか?」と言ってくれ、当時の監督が試合を観に来ました。

高校は決して強いところじゃなかったですし、自分も当初はDチームでした。そこから段々Aチームに絡むようになっていったものの、試合にはなかなか出られなかったのですが、その監督が来たときには丁度一個上の代で試合に出ており、プレーを観てもらいました。

それで、またブラジルに来ないか?と言って頂いたんです。その時の口説き文句が「U17で一緒にやってたやつは殆ど全員プロになったぞ」でした。サントスでプロになった選手もいれば、サントス以外でプロになった選手もいて。
しかも後にブラジル代表やレアルの選手としてとしてバリバリ活躍するロビーニョ(年齢は笠井さんの一つ上)や、ユベントス、ヴォルフスブルクで活躍するジエゴ(同い年)は17歳でトップに昇格し大活躍して、サントスをブラジル制覇に導いていました。

「健太とこんなに差が開いたぞ?もったいないと思うか?18歳で来るならブラジルだと遅いぞ。でも17歳で来るならまだ間に合う。言葉や文化の問題もあるし、ブラジルでトップ選手になるなら20歳までにプロにならないとダメだから、早く来たほうが良いぞ」と。
それで高校を中退して、ブラジルへ渡ることを決意しました。

プロなろ:高校を中退してブラジルに渡られたんですね。

笠井:はい。行ったものの、最初の1ヶ月は結局また何も通用しませんでした(笑)
FWでヘディングをウリにプレーしてたけど、日本の身長が低いディフェンスと違って、190cmの黒人選手には全く勝てない。

それでも、監督の言うことを素直に聞こうと想ってやってたら、いつの間にかボランチやCBになっていきました。

 

プロなろ:ブラジルでディフェンスにコンバートされたんですね。

笠井:他にも、日本人や韓国人の留学生は来ていました。でも、みんなポジションにこだわって、FWならFWで勝負と、自分の主張をしていました。
でも僕は、「試合に出ることにフォーカスして、プライドとかは持たないほうがいいよ」と監督にアドバイスされたことを聞いて、気がついたら守備の選手に。
結局、プロではトップ下とFW以外、全部のポジションで試合に出ました。退場してキーパーが足りない時はキーパーもやりました。

 

 

プロなろ:凄いですね。自分の主張や考えなどは全くなかったのですか?また、自己主張の強い外国人選手の中でプレーする中で、そういう考えでいるのは大変じゃなかったですか?

笠井:外国人だからって全員が全員、強い自己主張をするとは限らないと僕は思います。やっぱりブラジルでも、物静かな性格の選手もいるし、リスペクトとか空気を読んだりはあるので。

もし自分の考えがあるとすれば、
「監督の言うとおりやる。そして、やる以上は監督が求めるものの120%を出してやり続ける」というのを意識してプレーしていました。
あのFWをマークしろ!と指示されたら、その選手を完全に抑えてやろう!と思っていました。

こんなもんだろう、という予想以上にやってやろうと。静岡の時はヘディングが武器でヘディングばかりしてたのですが、その武器は一瞬で砕かれていたので、自分の考えでやるよりは周りに自分の強みを見出してもらうほうが早いと思ってました。
だって、ブラジルのサントスです。自分の考えなんかより、経験値は圧倒的に向こうのほうがあります。
そんなことを繰り返していたら、いつのまにか目標に掲げていたところにいました。
プロになる、とか、サントスから出た時はサントスと試合する、とか。日本代表って目標を掲げたら、その中のステップをひとつひとつ踏んでいました。
17歳でブラジルに行ったときは、最初の目標はここでベンチに入るということ。次は試合出る、その次はトップチームに上がる、トップが叶わなかったらまずは他のチームで試合に出るということ・・・と。

当初はFWでその目標を達成していくことを掲げていたましたが、それがだめになった時はまず試合で出るということに視野を広げたりして、選択肢が広がっていきました。

試合に出る、トップチームにあがりたい、でもトップチームに上がれなかった、じゃあ他のチームでいいよね、と、目標がだめになった時も、そうやっていつも他の選択肢が広がってきました。

そうしていけば、叶わないぐらいの大きな目標にも、回り道かもしれないけど近づいていって、いつか、選んだ選択が正解だったことになっちゃう。
だから、僕の主張の仕方はいつも「全部イエス」。繰り返しになりますが、それで、求められてることを求められてる以上に返す。それを続けていきました。

そうやってイエスでやってたら、サッカーしてるつもりがラグビーみたいにプレーしちゃう時もありましたが(笑)

 

 

プロなろ:なるほど・・・素晴らしい考え方ですね。

笠井:基本相手の国だから郷に入っては郷に従えじゃないけど、そういう意識が大切だと思います。サッカーもそうだし、生活もそうだし、言葉も、文化も、とにかく相手のことを知らないと何も出来ない。
相手であるブラジル人のサッカー文化は相手を騙すことと、スピード。それを知って、それに対応し続けていたので、もしディフェンスの国であるイタリアに行ってたらFWをやってたかもしれません。

だから、ブラジルでは攻撃の練習はほとんどしませんでした。トップチームは基本、守備の練習しかいない。今日はこういう感じで攻めていこうと監督が言ったら、みんながみんな、全員が対応してその通りにプレーできる。その中にいると、攻撃の引き出しがとても増えます。

 

プロなろ:サントスではその後どうなっていったのですか?

18歳の時、結局サントスではプロ契約できませんでした。で、ブラジルに残るためには、ブラジルの他のクラブでプロになるか、学生ビザを取って残るしかない。
どうしようと思い、とにかく他のクラブにテストを受けに行くことにしました。
サントスはブラジル屈指の名門です。サントスにいたというと、一瞬はどのクラブでも見てくれるから、8チームを受けたのですが、なんと8チーム中8チーム全部受かりました。しかもポジションは全部違っていて。色んなポジションでプレーしてきたのが良かったのかもしれません。

その中でチーム状況や、待遇、日本人選手に理解あるか、試合に出られるかなど、全てを総合的に考えて、パウリスタと契約することにしました。
ブラジルの全国選手権ではセリエB、サンパウロ州では1部です。
ここで、サントスと戦いたいという夢が叶いました。その時はブラジル代表にも選ばれたゼ・ロベルトをマークしろと言われて(笑)
目標設定を変えながら頑張ってきて、夢が叶った瞬間でした。

 

(後編へ続く。。。後編はこちら⇛http://pronaro.net/2017/04/19/kasai2nd/
後編では、鹿島アントラーズへ加入するまでのお話や、ブラジルでの生活などについて詳しく聞いてまいります。

 

 

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